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2025.12.05

解体工事にかかる期間の目安は?<解体工事専門店 M∞Q(エムアンドキュー)仙台店>

宮城県仙台市にお住いの皆様こんにちは。
M∞Q(エムアンドキュー)の遠藤です。

このブログにお越しいただきありがとうございます。
宮城県仙台市を中心に、解体工事に関する情報や役立つヒントをお届けします。
地域密着型のサービスや最新の解体技術についてもご紹介していきます。
どうぞお楽しみに!

解体工事にかかる期間の目安は???

家を解体することになったとき、気になるのが「工事にはどれくらい時間がかかるのか」という点ではないでしょうか。特に建て替えを予定している場合、解体工事の期間が分からなければ新築の着工日も決められません。また、解体工事は天候やトラブルの影響で予定がずれることもあるため、あらかじめ必要な期間を把握し、余裕をもって準備を進めることが大切です。

今回は、解体工事の準備から工事完了までの期間の目安、構造別の工期、さらに工事が長引く原因やスムーズに進めるためのポイントを分かりやすく解説します。

          

 


■ 解体工事にかかる期間の目安

 

一般的な25坪ほどの木造住宅の場合、解体工事の準備から完了までの期間は 約2ヶ月半〜3ヶ月 が目安です。工事そのものは比較的短期間で終わりますが、実は解体前の準備に多くの時間が必要になります。

まずは、解体工事前の準備期間から確認していきましょう。

 


■ 解体工事前に必要な準備(1〜2ヶ月)

 

1. 解体業者の選定(約1ヶ月)

信頼できる解体業者を選ぶには、2〜3社から相見積もりを取るのが一般的です。業者探し、現地調査、見積書の受取りなどを含めると、選定までに1ヶ月ほど見ておくと安心です。価格だけでなく、説明の丁寧さや近隣への配慮、追加費用の有無などもチェックしておきましょう。

 

2. 不用品の処分・害虫駆除(約2週間)

家の中に残った不用品を片付けたり、害虫や害獣を駆除したりする作業も必要です。これらを放置すると工事が遅れる原因になるうえ、近隣トラブルに発展する可能性もあります。不用品は自分で処分すると費用を抑えられます。

 

3. 必要な手続き(約2週間)

解体工事には、建築物除却届や建設リサイクル法に関する届出、道路使用許可申請、ライフラインの解約など複数の手続きが必要です。ほとんどは業者が代行してくれますが、申請漏れがあると発注者に罰金が科されるケースもあるため、しっかり確認しておくことが大切です。
また、水道はホコリを抑えるために工事中に使う場合があるため、解約のタイミングは業者と相談しましょう。

 

4. 近隣挨拶(1週間〜10日)

解体工事は騒音・振動・粉じんが発生するため、事前の近隣挨拶は必須です。挨拶状や手土産の準備、不在時の再訪などを考えると、1週間以上余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

 

■ 構造別:解体工事にかかる期間の目安

 

建物の構造によって解体期間は大きく異なります。代表的な構造ごとの工期の目安は以下のとおりです。

 

● 木造住宅

  • 25坪:3〜10日

  • 50坪:6〜14日
    木造は重機での作業がしやすいため、比較的短期間で解体が進みます。

     

● 鉄骨造(S造)

  • 25坪:10〜20日

  • 50坪:10〜30日
    鉄骨の骨組みが強固なため、木造より時間がかかる傾向があります。

     

● 鉄筋コンクリート(RC造)

  • 25坪:14日以上

  • 50坪:15〜45日
    コンクリートを壊す工程に時間がかかるため、工期は長めです。

     

● 鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)

  • 50坪:30〜50日
    構造が非常に頑丈で、大型ビルなどに多いため、解体には長い期間を要します。

     

■ 解体工事が長引く主な理由

 

解体工事は、構造以外にもさまざまな要因で工期が伸びることがあります。

  • 築年数が古く、倒壊のリスクが高い

  • アスベストが含まれている

  • 敷地・道路が狭く、重機が入れない

  • 地中埋設物(基礎、浄化槽など)が見つかる

  • 雨・台風・雪などの悪天候

  • 騒音や振動による近隣トラブル

  • 建物内に不用品が多い

こうした問題に備え、事前準備と現地調査が非常に重要になります。

 

■ 解体工事をスムーズに進めるためのポイント

 

  1. 現地調査を必ず依頼する
    重機が使えるか、足場が必要かなど、工期に大きく影響する条件を事前に把握できます。

     

  2. 不用品は事前に片付けておく
    余計な作業を減らすことで工事が順調に進みます。

     

  3. 天候が安定している時期に依頼する
    梅雨・台風シーズン・大雪の時期は避けるのがベストです。

     

  4. 近隣住民への配慮を徹底する
    挨拶と業者選びでトラブルリスクを大幅に減らせます。

     

  5. 工事の進捗を定期的にチェックする
    業者任せにせず、小まめな確認が工期遅延の防止につながります。

     

          

家の解体工事には、準備期間を含めて2ヶ月半〜3ヶ月ほどの時間が必要です。スケジュールに余裕を持って動き、工事が長引く要因を事前に取り除くことで、スムーズな解体が可能になります。建て替えや売却を予定している場合は、希望のタイミングに間に合うよう、少なくとも3ヶ月前から準備を始めておくと安心です。

M∞Q(エムアンドキュー)は地域密着のスピード対応でお客様ファーストを心がけています。
解体工事や土地活用に関してのお悩みやご相談・御見積などは、ぜひ一度M∞Q(エムアンドキュー)にご相談ください。

執筆者:石綿作業主任者・一般建築物石綿含有建材調査者 遠藤 隆司