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現場ブログ

2025.08.21

解体工事における追加費用について <解体工事専門店 M∞Q(エムアンドキュー)仙台店>

宮城県仙台市にお住いの皆様こんにちは。

MQ(エムアンドキュー)の遠藤です。

このブログにお越しいただきありがとうございます。

宮城県仙台市を中心に、解体工事に関する情報や役立つヒントをお届けします。

地域密着型のサービスや最新の解体技術についてもご紹介していきます。

どうぞお楽しみに!

解体工事における追加費用について

建物の解体と聞くと、「見積もり通りの金額でスムーズに終わる」と思いがちですが、実は予期せぬ追加費用が発生するケースが少なくありません。
今回は、解体工事で追加費用が発生する主な原因と、それを防ぐための注意点について詳しく解説します。



1.見積もり段階での注意点:現地調査の重要性

まず、追加費用を避けるための最も重要なステップは、契約前の現地調査です。
口頭での説明や写真だけでは見落としがちな点が多いため、必ず解体業者に現地を見てもらいましょう

  • 地中埋設物: 古い建物の場合、地下に井戸や浄化槽、建物の基礎の残骸、古い配管などが埋まっていることがあります。 
    これらは地表から見えないため、現地調査でも完全に把握するのは困難ですが、経験豊富な業者であれば、周囲の状況から可能性を予測し、見積もりに含めてくれる場合があります。
  • アスベストの有無: 解体対象の建物にアスベストが使用されているかどうかは、見た目では判断できません
    特に2006年以前に建てられた建物には、アスベスト建材が使用されている可能性が高いです。
    専門の資格を持った業者であれば、サンプリング調査などを行い、正確な判断が可能です。
    アスベストの有無は、工事の安全と費用に直結するため、必ず確認しましょう。


    2.工事中に発生する可能性のある追加費用
    見積もり後に工事が始まってから追加費用が発生する主な原因は、以下のようなケースです。

    (1) 想定外の地中埋設物の発見

    工事中に地中からコンクリートの塊、岩、産業廃棄物などが発見された場合、それらの撤去・処分費用が追加で請求されます。
    特に、以前に別の建物が建っていたり、農地だったりした土地は注意が必要です。

    (2) アスベストの発見と特別な処理費用

    事前の調査でアスベストが確認されなかった場合でも、解体を進める中で新たに発見されることがあります
    アスベストの飛散を防ぐための特殊な養生や、専門業者による撤去が必要となり、費用が大幅に増える可能性があります。

    (3) 構造や建材の相違

    見積もりでは木造だと思っていたのに、解体してみたらRC造(鉄筋コンクリート造)の基礎や壁が隠れていた、といったケースです。
    コンクリートの解体は、木造に比べて時間も労力もかかるため、追加費用が発生します。
    また、見積もり時に申告していなかったカーポートやフェンス、物置などが残っていた場合も、撤去費用が加算されます。



    3.追加費用を防ぐための対策

    追加費用を極力抑えるためには、以下の点を実践しましょう。

    • 契約前の徹底的な確認: 見積もり書に**「追加費用の発生条件」**が明記されているか確認しましょう。
      「地中埋設物が見つかった場合」や「アスベスト処理が必要な場合」など、具体的な項目と追加費用の目安が記載されていると安心です。
    • 不要物の事前撤去: 建物内の家具や家電、不用品は、できる限り事前に自分たちで処分しておきましょう。
      これにより、残置物撤去の追加費用を削減できます。(家電製品は家電リサイクル法に基づく処理が必要です)
    • 近隣への配慮: 解体工事は、騒音や粉じんで近隣に迷惑をかけることがあります。
      工事開始前の近隣への挨拶や、防音・防じん対策をしっかり行う業者を選びましょう。




    4.まとめ

    解体工事は、金額だけでなく、業者の信頼性が非常に重要です。
    複数の業者から相見積もりを取り、料金の内訳や追加費用が発生する可能性について丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

    予期せぬ追加費用は、解体工事の満足度を大きく左右します。
    今回のブログを参考に、事前にしっかりと準備を行い、安心して解体工事を進めてください。


     

    解体費用Q&A

    • Q1. 解体費用は坪単価で決まるの?
      A. 坪単価はあくまで目安です。
      建物の構造(木造、鉄骨など)や、付帯工事(ブロック塀の撤去など)の有無によって大きく変動します。

      解体費用の相場については、以前ブログにも掲載しております。
      弊社HP内の「家の解体費用の相場は?」「解体工事の概算見積もり・正確な費用を算出するために必要なポイントは?」を参考にしてください。

    • Q2. 見積もりが安すぎる業者は注意すべき?
      A. 極端に安い見積もりは、後から高額な追加費用を請求されるリスクがあります。
      見積もりの内訳が明確かどうか、サービス内容をしっかり確認しましょう。


    解体工事は、人生の中で何度も経験するものではありません。

    だからこそ、信頼できるパートナーを見つけることが大切です。

    不安な点があれば、納得がいくまで業者に質問し、安心して工事を依頼できる会社を選んでください。

     

    MQ(エムアンドキュー)は地域密着のスピード対応でお客様ファーストを心がけています。

    解体工事や土地活用に関してのお悩みやご相談・御見積などは、ぜひ一度MQ(エムアンドキュー)にご相談ください。